タッセルの材料・用具

タッセルの材料

タッセルのデザインや用途に合わせて材料を選びます。
ともすればデザイン重視になりがちですが、実用面での耐久性を考慮することも大切です。
そのためには材料それぞれの特性を理解した上で、用途にふさわしい材料選びと加工が必要です。
この点をふまえた上で、自由な感性で材料を選びましょう。

◇耐久性が求められるタッセル◇
ファッション用(バッグ、傘など)
インテリア(カーテンタッセルのように動かすもの)
◇デザインを優先してもよいタッセル◇
装飾用(インテリア、デコレーションなど。頻繁には動かさない)


主にレッスンで使用しているものをご紹介します。
刺繍糸(コットン刺繍糸#5、#8、#25など)

色数が多いので様々な色合わせができます。
最もオーソドックスな素材です。

レーヨン糸(アパレル用刺繍糸など)

光沢がありしなやかです。
パルプが原料のため湿気などには弱いので
特性をふまえて使います。
シルク糸(織物用糸など)

上質な素材です。
高価なものが多いです。

ウール糸(織物用糸など)

バリエーション豊富な素材です。


リリヤン糸 (レーヨン、ポリエステルなど)

素材により質感や丈夫さが違います。
特性をふまえて使います。

コード、リボン、ビーズ、羽など
デザインの幅を広げる材料です。
コード (アクリル、ポリエステルなど)

丈夫な素材です。
巻いたり、編んだりして使います。

リボン

豊富な色・デザイン、素材も様々です。


ビーズ

豊富な色・デザイン、素材も様々です。
ビーズでイメージが大きくが変わります。

羽根、アートフラワーなど

デザインの幅を広げる素材です。
手芸用のものが使いやすいでしょう。

木型
モールドタッセル(木型タッセル)では木型を使用します。
木型

タッセル用木型。
糸やコードを巻いて使います。

ウッドビーズ

ウッドビーズは木型としても使えます。
巻き玉にも使います。

パーツ類
デザインによってはアクセサリーパーツなどを使う場合もあります。
ビーズパーツ

ビーズはパーツとしても活用できます。
穴が大きめのものが便利です。

アクセサリーパーツ

タッセル作りの脇役です。
丸カン、ピン類など。


タッセルの用具・消耗品

タッセル作りが初めての方は、まずはお手持ちの裁縫道具で始めましょう。
本格的に作りたい方は、用具次第で作業のしやすさも変わってきますので、使いやすいものを探すことをお勧めします。
アトリエで使用している用具類のリンクを併記しますので参考にして下さい。

用具
ハサミ
・糸切り用ハサミ1:糸束を切る アルスクラフトチョキ
・糸切り用ハサミ2:糸端を切る(先端の細いもの)アネックス手芸用ハサミ
・紙切りハサミ3:紙を切る→フッ素加工ハサミ
ペンチ
・手芸用ペンチ:ワイヤーをねじる、切る→ビーズ手芸用など
コーム
・コーム:糸束をとかす→クシ目の荒いもの
目打ち
・目打ち:糸の処理→先の細いもの チューリップ極細目打ち
ピンセット
・ピンセット1:材料をおさえる→まっすぐなもの
・ピンセット2:材料をおさえる→先が曲がっているもの
・針1:糸を巻く→太い針(クロスステッチ針など)
・針2:ビーズを通す→細い針(薄地縫い用など)
棒針
・棒針:モールドタッセルで使用→編み針棒(太さはデザインにより)
糸撚り器
・糸撚り器:糸を撚る→オリムパスひもより器
バークランプ
・バークランプ:糸撚りに使用→ラチェットバークランプ14431
スチーマー
・ハンディスチーマー:糸目を整える
→加湿器・電気ポットなど湿気がでるものであればよい。
その他の用具
・エアクッション:糸巻き
・割箸&ラップ:木型支え
拡大鏡
ハズキルーペ 拡大鏡2.5D [フレームタイプ] ペアルーペ メガネタイプ
「細かいところが見えにくい」という方にお勧めしています。 
ルーペ台などいろいろ試しましたが、今のところこれが一番使い勝手がよいようです。
メガネ屋さんで試着できます。
消耗品
消耗品
・スパン糸#20 キングハイスパンcol.103
・接着剤1:コニシボンドGクリヤー
・接着剤2:スティックのりピットハイパワー
・ワイヤー1:TOHO ワイヤー#30
・ワイヤー2:地巻ワイヤー#28
・セロハンテープ
レッスンにお持ちいただくもの
体験レッスンは手ぶらでお越しください。(眼鏡が必要な方はご持参願います。)
アトリエレッスンのお持ち物はご入会後詳しくご案内します。
手になじんだ用具を使いましょう
ハサミやペンチなどご自分の手になじんだ用具を使う方が作りやすいので、リピート受講の方はなるべく用具類をご持参いただくことをお勧めしています。

ハサミ

タッセルをきれいに仕上げるにはハサミがよく切れることが大切です。
ハサミに糊やセロハンテープがつくと切れ味が鈍りますので、用途に応じて使い分けましょう。

タッセル関連ページ